VirtualBoxで仮想環境(ubuntu)を作ってみる

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VirtualBox

VirtualBoxはコンピューター上に仮想環境を構築するためのソフトウェアです。ソフトウェア上でOSを立ち上げるため、その分のマシンのパワーが必要になりますがハードに直接OSをインストールするよりも環境の構築や破棄を簡単に行うことが出来ます。

WEBサイトやWEBアプリの開発の際にはサーバーなどの実行環境を用意する必要がありますが、実際の本番環境と同じものを用意しようとなると非常に手間がかかるため開発段階ではVirtualBoxを利用して仮想環境上で開発を行うとスムーズにプロジェクトを立ち上げる事が出来ます。また再構築が簡単なためトラブルの際のやり直しや複数人で開発を行う際に全員の開発環境を揃えやすいなどのメリットもあります。

VirtualBoxは現在Oracleによって開発されています。そのためOracle VirtualBoxが正式な名称となっています。
virtualbox.org

インストール

windows

VirtualBoxのサイトからインストーラーをダウンロードして実行、インストーラー指示に従ってインストールを行います。

ubuntu

ubuntuの場合はパッケージ管理システムからインストール出来ます。

$ sudo apt-get install virtualbox

仮想環境を立ち上げる

OSを選ぶ

Virtual Boxを利用するには仮想環境用のOSが必要になります。
自分が使いたいOSのISOファイルなどを用意することになりますが、VirtualBoxを利用するというだけなら無料で配布されているLinuxのOSを使うと簡単に試す事が出来ます。

今回はubuntu16.04LTSを使用しました。

仮想マシンの作成

仮想マシンを作るにはVirtualBoxの新規作成を選択したあと名前を入力してOSのタイプとバージョンを選択します。
名前は自分が解りやすい任意のものでかまいません。

  • 名前: ubuntu16.04_virtualbox
  • タイプ: Linux
  • バージョン: Ubuntu(64-bit)

メモリの割当

仮想マシンに割り当てるメモリのサイズを決定します。
今回は2048MBに設定しました。

仮想ハードディスクの作成

仮想マシンで使うハードディスクを作成します。
ハードディスクには2つのタイプがあります。

ハードディスクのタイプ

ハードディスクには可変サイズと固定サイズがあり、それぞれ特徴が違います。

可変サイズ 利用した分だけHDD領域を消費するので最低限のディスクスペースで済む、仮想マシの動作は低速。
固定サイズ ディスクを作成した段階で固定サイズ分のHDDの領域を消費するが、仮想マシンの動作は高速。またディスクの作成に時間がかかる場合がある。

ここでは可変サイズを選びました。

OSのイストール

仮想マシンが作成出来たので、その上にubuntuをインストールします。
VirtualBoxののメニュー画面から先ほど作った仮想マシンを選び、仮想マシン→起動から通常起動を選択します。
仮想マシンが立ち上がると起動ディスクの選択を聞かれますので、ダウンロードしておいたubuntuのISOファイル選択します。

自動で聞かれなかった場合には仮想マシンのメニューのデバイスから光学ドライブ→ディスクイメージの選択を選んで仮想マシンを再起動を実行します。

ISOファイルが読み込まれるとubuntuのLiveDVDが起動するので通常のubuntuと同様にインストーラーの指示に従ってインストール作業を行います。インストールが完了するとVirtualBoxのメニューからubuntuを起動出来るようになるので、仮想環境上のOSとして利用出来るようになります。

Guest Additions

仮想マシンにGuest AdditionsをインストールするとVirtualBoxの機能を拡張する事が出来ます。
拡張出来る機能には

  • 高解像度のデスクトップの使用
  • マウスカーソルのシームレスな移動
  • クリップボードの共有

などがあります。
特にVirtualBoxはデフォルトのままだと選べる解像度が640×480とかなり小さいため高解像度のモニタなどで使うにはかなり不便です、そのためGuest AdditionsはOSと一緒にインストールしてしまうのをおすすめします。

ゲストOSがLinuxの場合Guest AdditionsをインストールするにはVirtualBoxのメニューバーのデバイスの項目から「Guest AdditionsのCDの挿入」を選びます。
CDを入れた後はそれぞれの環境でマウントを行ってください。ubuntuの場合は自動的にマウントが行われます。

CDをマウントしたらマウント先のディレクトリに移動し、インストール用のスクリプトを実行します。
なおスクリプトの実行にはroot権限が必要な場合があります。

#Linux用のスクリプトの実行。
$ sudo /media/username/VBOXADDITIONS_5.1.2_108956/VBoxLinuxAdditions.run
#こちらでも可能なようです。
$ sudo /media/username/VBOXADDITIONS_5.1.2_108956/auto.run

スクリプトを実行したら一度仮想マシンを再起動ます。
高解像度での画面の表示が出来ればインストールは成功です。

終わりに

ViartualBoxを使うと無数にあるLinuxのディストリビューションを簡単に試せたりするので重宝しています。
またサーバーの勉強をする時はハードウェアから一から準備するのも手間だし、VPSを借りてやるのもネットワークに繋ぎっぱなしで怖いので仮想環境で試せるのは非常にありがたいです。
最近はマシンスペックが上がっているとはいえマシン上でもう一台GUI環境立ち上げるとさすがにもたつきますが、サーバー用途であれば殆どストレスなく使えると思います。