クールなフラットデザインのLinux Voyager

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Voyager

VoyagerはXubuntuをベースに作られたフランス生まれののLinuxディストリビューションです。GUIにかなりカスタマイズが加えられているのでXubuntuが元になっているとはいえ個性のの強いデザインになっています。
公式サイト

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Xubuntu

デスクトップ環境にXfceを採用したubuntuの派生ディストリビューション。
ちなみにXubuntuはエックス ウブントゥではなくズブントゥと読むようです。

特徴

Voygaerはubuntu派生ディストリビューションの中でもデザインにこだわって作られているディストリビューションです。その他のubuntuの系統でデザインの優れているディストリビューションとしては以前に紹介したelementaryOSがありますが、elementaryOSがシンプルで親しみやすい印象のOSなのと比べてVoyagerは多機能でクールなイメージのデザインになっています。
シンプルでカッコイイLinux elementaryOS/Koltatt

Voygerの言葉の意味

Voyager(ボイジャー)という言葉には冒険家とか航海者という意味があります。OSの名前のはっきりした由来は解らないですが、言葉の意味から想像するとアップデート毎に色々な新しい変更を積極的に加えてきそうな気がします。

要求スペック

公式サイトを一通り見てもVoyagerに必要なスペックについての情報が載ってないので、元になったXubuntuとオリジナルのubuntuの情報を参考にしました。

両者を比較するとXubuntuのサイトにCPUの情報が無かった事に加えてubuntuとは必要なメモリの数値にも違いがあります。この違いはXubuntuのデスクトップ環境であるXfceが比較的軽量であるためかと考えられますが、Voyagerの場合にはGUIを更にカスタマイズしているため大体オリジナルのubuntuと同じかそれより少し上ぐらいのスペックが必要なのではないかと思います。

インストール

今回も動作確認が目的のためelemntaryOSの時と同様VirtualBox上で起動しました。
インストールはダウンロードしたISOファイルから起動ディスクを作ってインストーラーを立ち上げるというubuntuとほぼ同じ手順なのでubuntuのサイトのチュートリアルなどが参考になります。

Voyager使ってみる

日本語化

Voyagerの日本語対応についてですがダウンロードした時に日本のリポジトリが自動的に選択されていたおかげか最初の起動の時点で既に日本語の環境に設定されていました。
そのため後はインプットメッソドさえ設定すればいいので設定マネージャーから言語サポートを選び、言語サポートのダウンロードを実行した後にキーボード入力に使うIMシステムでfcitxを選択、ログアウト&ログインを実行すれば日本語入力が可能になります。

アプリケーション

Voyagerには最初からメモ帳やメーラーなどの基本的なアプリケーションがインストールされています。ここら辺は他のubuntu系ディストリビューションと同様ですがカレンダーなどはOSに合わせたデザインになっていて機能はシンプルですが見た目も良くて使いやすそうです。

ターミナル

デフォルトのアプリケーションでは個人的にターミナルのデザインが気に入りました。

デスクトップからメニューバーのドロップダウンアイコンをクリックすると横いっぱいに背景が半透明のターミナルが画面の縦半分まで広がって起動します。
デザインもカッコイイですしコンソールはこれぐらいの表示が一番使いやすいと思うので結構グッときました。レスポンスも悪く無いです。

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追記:

Voyagerのターミナルと似たデザインのターミナルを見つけたのでubuntuにインストールしてみました。
ubuntuにGuake Terminalでターミナルをインストールしてみた。/Koltatt

ブラウザ

標準のブラウザは他のubuntu系のディストリビューションと同様にFirefoxが用意されていますがスタートページにはオリジナルなものが設定されていています。ローカルにあるファイルを読み込んでいる単純なものですが、その分動作も重くないですし枠なしの検索窓が中央にあってOSと統一されたデザインになっています。

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デザイン

VoyagerはOS全体が白系の色を基本としたフラットデザインをメインにデザインされています。淡い色合いが基本となっていますがパステルカラーや薄い影を要所で入れて地味になり過ぎないようにしている印象です。細かい遊びではワークスペースを切り替えると背景の散策してる人達のポーズが微妙に変わります。最初はVoyagerのイメージで旅行者を表していると思いましたが、旅行に行くにしては荷物が少なすぎるので特に関係無いかもしれません。

設定マネージャー

デザインの機能面で言えばデスクトップに表示されるアイコンも多く設定マネージャーなど細かい項目まで一つの画面で網羅されるなど、多くの情報が表示される傾向が強いようです。ここら辺はなるべくシンプルにというelementaryOSとはデザインに対する思想の違いが出ている所だと思います。

Voyager GS

Voyagerには通常の汎用的なデスクトップ環境の他にゲーマー向けに作られた専用のバージョンも用意されています。
ダウンロードやインストールの手順は通常のものと変わりないですがLinuxでゲームを起動するための環境としてSteamやWineの他に無料ゲームのマネージャーソフトなどが標準でインストールされています。
またGnome twitchにGame配信チャネルが登録されていたり、マネージャーソフトでゲームをしながらチャットが出来たりとゲーム用のマルチメディアにも対応した設計になっていまです。ただし、そういったゲーマー向けのコミュニティの多くはやはり英語がメインとなるようです。
僕は特にコアなPCゲーマーではないので細かな使い勝手などの良し悪しは解らないのですが、PCでゲームをするにはゲームパッドなどのハードの対応だったりWineがソフトによっては上手く動かないなどの問題があるのでOS単位でコミュニティの対応が期待できるという点でLinuxでゲームするための環境の選択の一つになるんじゃないかと思います。

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感想

見た目のデザインが優れたLinuxを探して前回のelementaryOSに続いてちょっと触ってみましたが予想以上に良かったです。elementaryOSも完成度が高かったですがデザインのトーンがちょっと可愛い寄りだったのでカッコイイデスクトップ環境を望むならこっちのほうが良いなと思いました。

画面に情報量が多い設計になっていますが、シンプルなデザインは設定を変更したい時などに目的の項目にどう行けばいいのか解らずに案外不便な事も多いのでそういった点は分かりやすかったです。

ただしデスクトップから多くの設定が出来る事とデザインの両立のためか表示されるアイコンが小さめなので、そういった点で操作性にストレスを感じる人にはちょっと扱いづらいOSかもしれません。