日本の英語教育の未来は明るい

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今の子供たちは英語が上手い

先日小学2年生の親戚の子が英語の勉強をしていたのだが、その内容のレベルが高い事に驚いた。
発音もネィテイブみたいにキレイだったし読んでいたテキストも僕が中学生の時に勉強していたようなレベルだったのに、その子は読めるだけで無く内容をきちんと理解していたのだ。

自分の子供の頃とは比較にならないぐらい高いレベルの英語を勉強しているので、その子の母親に話を聞いてみたところ今時の子供達はみんな英語を習っているからこのぐらいは珍しい事ではないようだ。

日本人は英語が苦手だとずっと言われ続けていたが下の世代はどうやら事情が違うらしい。

みんな英語を習っている

僕が会ったその親戚の子は山梨県の子だ。山梨は東京から離れてはいないけれど(新宿・甲府間が特急電車で約1時間40分)県庁所在地である甲府でさえ現在はあまり活気がないという状態で、その子は特別進んだ教育を受けているわけではないはずだが一昔前の基準で見ると高いレベルの英語を身につけていた。

今は少子化で兄弟が少ない子や一人っ子が多い。そうなると親の期待や教育にかける費用は少人数の子供達に集中するわけで、必然的に英会話を習う子供の割合も増えるから昔と比べて今の子ども達の平均的な英語の能力は凄く上がっているのだろうと思う。

前々から今の親は子供に小さい頃から英語を習わせているだろうなあと思っていたけれど、自分に身近な子供の英語の実力が予想以上に高かった事でそれをリアルなものとして実感出来たので、僕は数年後か数十年後には日本の英語事情は相当変わっているのではないかといよいよ本気で考えだしている。

英語が出来るのが当たり前の世代

平均的な英語能力のレベルが上がっていると言っても世代全体で見れば英語が喋れたり英会話教室に通っているという子供のほうがもちろん少数派だろう。けれど世代の1~2割でも英語が得意というだという事になれば全体の雰囲気が変わる。

僕が中学生だったのは10年以上前でその頃は授業でネイティブな発音に挑戦しようなどとしたら周りからは笑われたものだが、子供の頃から英語を習っている生徒が教室に何人もいる状況ではそういった子達はむしろ素直に憧れの対象になるのではないかと思う。

2020年には小学五年生から英語が必修化になるという話らしいが、ネイテイブのような発音が笑われたのは僕らに英語に対するコンプレックスがあったからで(本当におかしな発音だった場合もあっただろけど)自分の同級生達が学校で綺麗な英語を話しているが珍しくもないというふうになれば、それ見てまた英語を習いだす生徒も出てくるはずだ。

日本人が英語が苦手なのは失敗するのを恥ずかしがって積極的に話そうとしないのが原因の一つだと言われているのだから、努力する事に抵抗がなくなれば英語が喋れる子供たちはどんどん増えるのではないのだろうか。

問題は上の世代

書いているうちに自分の考え方は大分楽観的だとも思えてきたけど、英語が得意な事が特別ではないと思えるぐらいに英語を習っている子供が増えてきているのは確かだと思う。そういう意味で日本の英語教育の未来は明るい。
英語が得意な子が増えれば子供の頃から習っていたわけではない子供達も勉強しやすくなる。

ただしそれは子供達の話で、上の世代は時間がたつにつれて相対的に英語の実力で差をつけられる事になる。
だから僕達のような上の世代の人間は巷でしょっちゅう言われるように日本の将来を心配する暇があったら、この先彼らと一緒に仕事をしなければならなくなった時の事を考えて自分の英語の能力の心配したほうがきっと賢明なのだろう。